住み替えか、建て替えか多くの人がこの問題で悩んでいるのではないでしょうか。
土地、費用いろいろな要素があって簡単に答えは出るものではありませんね。
こちらでは住み替えと建て替えそれぞれのメリットやデメリットなどを見ながらどちらがいいのかを検討していきたいと思います。
引用:https://pixabay.com/ja/editors_choice/?media_type=photo&pagi=133
建て替えを選択した場合
建て替えのメリットは慣れ親しんだ土地に自分の思い通りの間取りの家を好みの素材で作ることが出来るということ。
設計からひとつひとつ打ち合わせしながら出来上がった家を想像するだけでワクワクするでしょう。
一般的な注文建築よりもさらに縛りがなく自由に作ることが出来るのが特徴です。
反対にデメリットとは、今まで住んでいた家の解体や廃棄物処理に費用がかかること。
仮住まいを用意し、引っ越しの費用も手間も2回必要となること、そして何よりも隣近所への気遣いには気が抜けません。
苦情も覚悟しなくてはいけないといったデメリットがあります。
そして建て替えは新築同様の税金がかかることも忘れてはいけません。
・不動産取得税
・登録免許税
・印紙税
建て替えの費用と時間
建て替えの費用は、家の取り壊し費に新築費、そして引っ越し費用、仮住まいの賃料などがかかってきます。
家の取り壊し費用は木造30坪で約120万円、50坪では180万円です。
引っ越しの費用は40万円~80万円
仮住まいにかかる費用は100万円~200万円となっています。
そして建築費用は全国平均で3312万円、東京都では3934万円です。
建築が完成するまでの日数は4ヶ月~7ヶ月が一般的なようです。
引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80&srt=dlrank
住み替えを選択した場合
住み替えのメリットはこれまでよりもさらに便利な土地に移ることができること、今まで住んでいた家を売却することで新しい家の購入の資金ができることです。
また住み替えをきっかけにマンションを選ぶこともできます。
売却から住み替えの期間も2~3ヶ月と比較的短いのもうれしいです。
デメリットは住み慣れた家を手放すことにあります。
不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」のアンケートによる住み替えた方たちの声をご紹介しましょう。
住み替え成功者の声
●「買い替えたいと思った時に行動を起こさないと一生買い替えは無理」(37歳/男性)
●「住みにくい家にいるとそれだけでストレス。思い切って買い替えたほうがいい」(50歳/女性)
●生まれ育った故郷に戻ったのだが、遠隔地でタイミングが難しいので、売却を先にして、賃貸に仮住まいして、落ち着いて探したのがよかったと思う。(76歳/男性)
●売却を先にしたほうが新居の資金繰りの目安がたてやすい。自宅の売却価格でローンを組むことなく新築物件を買えるだけの貯蓄があれば理想的。(63歳/男性)
●今の住処の、ローン残債が多い時は無理をしないで。売却が先だと、引越しが2度になることもある。十分な資金を貯めてあるなら、新居を先に決めるのが一番かな。(49歳/男性)
家は大きな買い物だけに、やはり住み替えには「思い切り」も必要なようです。
今では売却と購入を同時にするのが一般的となってきています。
それも同じ不動産会社に依頼することで引っ越しまでの時間が格段に短くなるメリットがあります。
引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80&srt=dlrank
不動産会社については?
●物件の売却は急ぎでなければ、複数の不動産会社に相談を。妥協しないで。(60歳/男性)
●購入、売却、リフォームなど、最低3つ程度の会社に見積もりを頼んだりしたほうがいいと思います。(40歳/女性)
●住みたいエリアがあれば、信頼できる不動産会社・担当者を決めてじっくり探してもらうのが一番良いのではないでしょうか。(47歳/男性)
不動産会社についてはじっくり探してもらうこと、複数の会社に相談し妥協しないことが触れられています。
複数の会社に相談することで、相場などの情報がより的確にわかるようになることがメリットです。
思い切りは大事?
●なるべく、家族みんなでよく話し合い、きちんと時間をかけること! (43歳/男性)
●本当に住みたい家が見つかったのなら、深く考えず、買い替えるべきです、なんとかなります。(44歳/男性)
●考えすぎたら不安ばかりで前に進まない。ある程度ローンが無理しないでいいことさえ分かれば、ネガティブな事は考えずに決めないと! (39歳/女性)
●勢いも大切ですが後悔しないように自分たちにできる下調べ、今後の見通しなどをしっかり立てていたほうが安心です。(38歳/女性)
じっくり考えることと、いい家が見つかった時は思い切るとバランスが大事なようですね。
そして無理なローン計画を立てないことが重要です。
引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80&srt=dlrank
出展:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/iesagashi/c0iom000/2/
住み替えを成功させるために
住み替えの成功とは、今の家が高く売れ、新しく購入する物件の満足度が今より高いことです。
そのためにまずは行動を起こすこと。
それも早い段階で動くことで資金計画が具体的になり、じっくりと考えながら売却と購入の計画が立てられます。
ここで誤解してほしくないのが、「査定」=「売却」ではないということです。
査定の結果を受けてあらためて住み替えの時期を延ばすという選択もできます。
「査定が思ったほどよくないから、あと5年は住み替えの資金を貯めよう。」となる場合もあるでしょう。
また逆に意外に査定の売却額がよく、新しく購入する物件のグレードアップが可能な場合もあります。
いついい物件情報が舞い込んできてもいいように準備を整えることが大切です。
ローンが残っていても大丈夫
SUUMO(スーモ)の集計したアンケートでは7割の人が売却価格を前の家のローンに充て、5割の人がローンの残債のの頃のお金を新築の頭金に回しているといいます。
「新居購入で預貯金を使い果たしたが、前の家が意外に高く売れたので問題なかった」(34歳/女性)
「いずれ売ることも考えて、古いけれど都心の人気のある街のマンションを購入していた」(39歳/女性)
「ちょうど価格相場が安かったときに購入したマンションだったので、購入時とほぼ同じ価格で売れた」(38歳/女性)
「意外と損をせずマンションが売却できた。最初から損だろうとあきらめずに不動産会社に勇気を出して足を運んでみる価値ありますね」(33歳/女性)
行動してみることで思っているほど、住み替えは難しくないことがわかるのかも知れません。
いずれも30代女性のコメントでしたが、男性より思い切りがいいようですね。
引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80&srt=dlrank
出展:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/iesagashi/c0iom000/2/